上肢(肩)の関節可動域は、
主要運動が屈曲及び外転+内転
参考運動が伸展及び外旋+内旋
となっています。
主要運動 <屈曲> 参考運動<伸展>
・基本軸が肩峰を通る床への垂直線
・移動軸が上腕骨
・測定肢位は立位または座位
前腕は中間位とします。
体幹が動かないように固定します。
脊柱が前後屈しないように注意を払います。
主要運動 <外転+内転>
・基本軸が肩峰を通る床への垂直線
・移動軸が上腕骨
・測定肢位は立位または座位
体幹の側屈が起こらないように90°以上になったら前腕を回外することを原則とします。
参考運動 <外旋+内旋>
・基本軸が肘を通る前額面への垂直線
・移動軸が尺骨
・上腕を体幹に接して、ひじ関節を前方90°に屈曲した肢位で行います。
前腕は中間位とします。