股関節の関節可動域は、
主要運動が屈曲+伸展・外転+内転
参考運動が外旋・内旋
となっています。
主要運動<屈曲>
主要運動<伸展>
・基本軸が体幹と平行な線
・移動軸が大腿骨(大転子と大腿骨外顆の中心を結ぶ線)
骨盤と脊柱を十分に固定します。
屈曲は背臥位、膝屈曲位で行います。
伸展は腹臥位、膝伸展位で行います。
主要運動<外転+内転>
・基本軸が両側の上前腸骨棘を結ぶ線への垂直線
・移動軸が大腿中央線(上前腸骨棘より膝蓋骨中心を結ぶ線)
背臥位で骨盤を固定します。
下肢は外旋しないようにします。
内転の場合は、反対側の下肢を屈曲拳上してその下を通して内転させます。
参考運動<外旋+内旋>
・基本軸が膝蓋骨より下した垂直線
・下腿中央線(膝蓋骨中心より足関節内外果中央を結ぶ線)
背臥位で、股関節と膝関節を90°屈曲位にして行います。
骨盤の代償を少なくします。