交通事故損害の計算

 

 栃木県真岡市亀山2215-3 柳(やなぎ)行政書士事務所
 TEL 0285-84-2620

逸失利益の算定は、労働能力の低下の程度、収入の変化、将来の昇進・転職・失業等の不利益の可能性、日常生活上の不便等を考慮して行います。

計算式  基礎収入×労働能力喪失率×労働能力喪失期間にかかるライプニッツ係数

1、基礎収入 逸失利益の算定の基礎となる収入は、原則として事故前の現実収入を基礎とします。

しかし、将来、現実収入額以上の収入を得られる立証があれば、その金額が基礎収入となります。

なお、現実収入額が賃金センサスの平均賃金を下回っていても、将来、平均賃金程度の収入を得られる蓋然性があれば、平均賃金を基礎収入として算定すればよいでしょう。

通常は、事故前の現実収入と、賃金センサスを比較し、より高額な方を基礎収入とします。

2、労働能力喪失率は自賠責・後遺障害等級表を参考にして下さい。

3、労働能力喪失期間に係るライプニッツ係数は、下にスクロールすると、就労可能年数とライプニッツ係数表がありますので参考にしてください。

通常、労働能力喪失期間は、現在から、67歳までの期間、高齢の場合は、平均余命などを参考にしながら決定されます。

ただし、むちうちなどの神経症状と呼ばれる後遺障害は、これに関わらず、14級で5年、12級で10年程度に短縮されがちです。

任意保険との後遺障害部分賠償では、慰謝料の他、逸失利益計算では、この、労働能力喪失期間において、判断の食い違いが発生しがちです。

労働能力喪失期間(就労可能年数)と中間利息控除は、次の表を参考にして下さい。

但し、むちうち症等、神経症状の場合は、紛争処理センターの裁定や、裁判所での判決では、12級で5年から10年程度、14級で5年以下に制限される例があります。

短縮は、神経症状に限られるはずですが、保険会社によっては、どのような後遺障害であれ、とにかく短縮するのが「きまり」と説明することがあります。

※この表は、平成22年4月からの変更に対応していないため、年齢によっては、微妙に誤差が出ます。

年齢 就労可能年数 ライプニッツ係数
(東京)
新ホフマン係数
(大阪)
18 49 18.1687 24.4162
19 48 18.771 24.1263
20 47 17.9810 23.8322
21 46 17.8800 23.5337
22 45 17.7740 23.2307
23 44 17.6627 22.9230
24 43 17.5459 22.6105
25 42 17.4232 22.2930
26 41 17.2943 21.9704
27 40 17.1590 21.6426
28 39 17.0170 21.3092
29 38 16.8678 20.9702
30 37 16.7112 20.6254
31 36 16.5468 20.2745
32 35 16.3741 19.9174
33 34 16.1929 19.5538
34 33 16.0025 19.1834
35 32 15.8026 18.8060
36 31 15.5928 18.4214
37 30 15.3724 18.0293
38 29 15.1410 17.6293
39 28 14.8981 17.2211
40 27 14.6430 16.8044
41 26 14.3751 16.3789
42 25 14.0939 15.9441
43 24 13.7986 15.4997
44 23 13.4885 15.0451
45 22 13.1630 14.5800
46 21 12.8211 14.1038
47 20 12.4622 13.6160
48 19 12.0853 13.1160
49 18 11.6895 12.6032
50 17 11.2740 12.0769
51 16 10.8377 11.5363
52 15 10.3796 10.9808
53 14 9.8986 10.4094
54 13 9.3935 9.8211
55 13 9.3935 9.8211
56 12 8.8632 9.2151
57 12 8.8632 9.2151
58 11 8.3064 8.5901
59 11 8.3064 8.5901
60 11 8.3064 8.5901
61 10 7.7217 7.9449
62 10 7.7217 7.9449
63 9 7.1078 7.2782
64 9 7.1078 7.2782
65 9 7.1078 7.2782
66 8 6.4632 6.5886
67 8 6.4632 6.5886
68 8 6.4632 6.5886
69 7 5.7863 5.8743
70 7 5.7863 5.8743
71 7 5.7863 5.8743
72 6 5.0756 5.1336
73 6 5.0756 5.1336
74 6 5.0756 5.1336
75 5 4.3294 4.3643
76 5 4.3294 4.3643
77 5 4.3294 4.3643
78 5 4.3294 4.3643
79 4 3.5459 3.5643
80 4 3.5459 3.5643
81 4 3.5459 3.5643
82 4 3.5459 3.5643
83 3 2.7232 2.7310
84 3 2.7232 2.7310
85 3 2.7232 2.7310
86 3 2.7232 2.7310
87 3 2.7232 2.7310
88 3 2.7232 2.7310
89 2 1.8594 1.8614
90 2 1.8594 1.8614
91 2 1.8594 1.8614
92 2 1.8594 1.8614
93 2 1.8594 1.8614
94 2 1.8594 1.8614
95 2 1.8594 1.8614
96 2 1.8594 1.8614
97 2 1.8594 1.8614
98 2 1.8594 1.8614
99 2 1.8594 1.8614
100 1 0.9523 0.9523

  交通事故の専門家は「顔が見える」ことが重要です。
サイトの内容とメール相談等で専門家の専門性を、
ブログ等で賠償までのパートナーに相応しいかどうかを確認の上
お問い合わせ・ご依頼をいただければと思います。
  交通事故・被害者相談駆け込み寺ホームへ

▲ このページの先頭へ

   

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
しかしながら、このサイトに掲載してあることは、必ずしも、全ての場面に当てはまるものではありません。
手続等をされる際は、出来る限り、当事務所やお近くの専門家、関係機関への相談等をご利用下さい。

   

お問い合わせはこちら


(面談予約など)
0285-84-2620



スマホからでも打ち込みやすい

   

 

   
© 交通事故被害者相談駆け込み寺