深部腱反射とは、腱の打診により生じる不随意筋収縮です。
膝の場合は、脚気(かっけ)の検査というと、わかりやすいかも。
本人の意思に関係なく、反応が出ます。
ゴムハンマーを使用する場面を想像しがちですが、お医者さんによっては、チョップしたりします。
緊張していると反応が出にくいこともあるので、不意に行う目的なのかも知れませんね。
中枢神経系の障害により亢進、末梢神経障害による減弱、消失などの症状が出ます。
ホフマン(Hoffman)反射は、中指を上から下にはじき、他の指が反射的に屈曲する上肢の病的反射です。
病的反射とは、障害が無いには出現しない反射で、中枢神経系の障害により出現します。
ただし、この反射は、障害が無くとも出現することがあります。
トレムナー(Tromner)反射は、中指を下から上にはじくと、他の指が反射的に屈曲する上肢の病的反射です。
病的反射とは、障害が無いには出現しない反射で、中枢神経系の障害により出現します。
ただし、この反射は、障害が無くとも出現することがあります。
ワルテンベルク(Wartenberg Reflex)反射は、手指掌側をハンマーでたたくと手指が屈曲する上肢の病的反射です。
病的反射とは、障害が無いには出現しない反射で、中枢神経系の障害により出現します。
ただし、この反射は、障害が無くとも出現することがあります。
バビンスキー(babinski)徴候は、足底部の外縁を刺激すると、足指、特に親指がゆっくり背屈し、指が開く下肢の病的反射です。
病的反射とは、障害が無いには出現しない反射で、中枢神経系の障害により出現します。
他の病的反射は、障害が無い場合にも出現することがあるので、そういうことがない、このバビンスキーのみを、病的反射と表現することがあります。
クローヌス(clonus)とは、急激に連続して生じる筋収縮と弛緩の動きです。
中枢神経系の障害により出現します。
足クローヌス(ankle clonus)とは、下腿三頭筋に生じ、他動的に足関節を急激に背屈させると足関節が律動的に背屈、底屈運動をするものです。
膝クローヌス(knee clonus)とは、大腿四頭筋に生じ、他動的に膝蓋骨を下方に急激に押すと律動的に上下に運動するものです。